緑内障手術について

緑内障の症状と手術方法

緑内障は症状のタイプがあり、その症状によって手術方法が異なります。

1.原発閉塞隅角緑内障

  • 房水の排水口である隅角が狭く、ふさがることにより房水の循環、排出ができなくなり眼圧が上がる病気です。
  • ゆっくりと病気が進行する慢性型と、突然、急激に眼圧が上がり激しい症状(眼の痛み、頭痛、充血、嘔気、嘔吐など)が出現する急性型があります。

2.原発開放隅角緑内障

  • 房水の排水口は広いが、その排水部分がふさがり、排出ができなくなり眼圧があがる病気です。多くは40歳以上で発病します。

3.正常眼圧緑内障

  • 日本人の眼圧の基準値は10~21mmHgです。房水の排水口が広い原発開放隅角緑内障の一種で、眼圧が基準値以内なのに視神経が耐えることができずに障害されてしまう緑内障です。日本人の緑内障のうち、正常眼圧緑内障が最も多く、緑内障の約70%を占めます。

4.続発緑内障他

  • 他の目の疾患による眼圧上昇や、ステロイド剤などの薬剤による眼圧があがる病気です。

手術内容

原発開放隅角緑内障、正常眼圧緑内障

  • 薬物療法や、ふさがっている部分にレーザーを当て房水の循環を改善するレーザー治療によっても眼圧が充分下がらないとき、あるいは眼圧がある程度下がっていても視野の悪化が止められないときに手術をします。
  • 眼圧を下げるために、目の中を流れる「房水」という水の排出を改善する手術を行ないます。
  • 「房水」が流出する際に、抵抗の高い線維柱帯という部分を切開する手術「線維柱帯切開術」と、新しく「房水」が流出する交通路をつくる手術「線維柱帯切除術」の主に2種類あります。

原発閉塞隅角緑内障

  • 閉塞隅角緑内障で、急性型の発作時はレーザーで虹彩を切開する「レーザー虹彩切開術」を行い、たまった房水を排出させます。急性型の場合は片目に症状が起こると、もう片目にも同じ症状が起こることが高く、予防のためにも両目にレーザー手術を行ないます。
  • 慢性型の場合もレーザーによる虹彩切開をして隅角を広げることがまず必要です。いずれの場合もレーザー虹彩切開をした後も眼圧が高いときには開放隅角緑内障と同じような治療が必要です。

手術の必要性について

  • 緑内障のタイプや病状にもよります。
  • 手術をしても既に失われた視力・視野は充分には回復しません。基本的には、進行と悪化を防ぐ手術です。
  • 手後れになる前に、早期発見と早期治療が重要な病気です。

入院期間

  • 手術の内容にもよりますが、10日程度を目安に考えてください。

入院費用

  • 入院されるお部屋や手術内容等によって変わりますが、3割負担の方で15~23万円程度(片眼・食事代含)を目安にされてください。
    室料差額は別途加算されます。

手術について