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Vol.118 選択肢が広がる白内障手術


2021年10月号 Vol.118井上眼科だより

あらゆる白内障手術に対応するために
井上眼科病院の白内障手術

白内障手術は広く一般的に行われる比較的安全な手術です。手術のタイミングは患者さまが「日常生活で不自由を感じるかどうか」が重要になります。稀にすぐ手術をするのが望ましいこともありますが、一般的には担当医師とよく相談しながら手術を受けるかどうかを決めていきます。
当院は、通常の白内障手術を年間4,000件以上行っており、各分野のエキスパートの医師と連携しています。麻酔科医が常駐し、全身状態の不良や高齢で通常の局所麻酔が難しい方の手術の管理を行い、急変時にもすぐに対応できます。緑内障やぶどう膜炎など、他の眼疾患を併発している方の場合は、各専門の医師と連携し治療にあたります。德田副院長は、難症例も含め個人としても年間1,000件以上の手術をこなしており、他の眼疾患を伴う白内障、10歳以下の小児白内障、全身の疾患に伴う白内障など難しい症例の手術も担当しています。当院は、このようにあらゆる症例に対応できるように努めていますので、安心して手術を受けていただけます。

白内障手術のQ&A

Q: 入院手術と日帰り手術、違いはありますか?

A. 手術そのものに違いはありませんが、患者さまに一番負担が少ない方法を選択することが大切です。術後は眼帯をする必要があり、一時的に視力が落ちる可能性もあります。眼の疾患や糖尿病など他に持病のある方、ひとり住まいの方は、入院手術をおすすめします。翌日また通院するご負担を考えますと、入院し翌日診察を受けて帰宅されるほうが、患者さまやご家族の安心につながります。比較的若く体力に自信のある方や、入院で環境が変わることにストレスを感じやすい方は、日帰り手術がおすすめです。

井上眼科病院 2020年度実績

日帰り手術 1,707件
入院手術 2,817件

Q: 眼内レンズは、どのように選べばいいでしょうか?

A. 眼内レンズは大きく分けて2種類あります。遠く又は近くの1箇所のみに焦点を合わせる単焦点眼内レンズ。もう一つは、遠くも近くも、複数の箇所に焦点を合わせる多焦点眼内レンズです。多焦点は見える範囲は広くなりますが、単焦点に比べると見え方の鮮明さは劣り、夜間に光のにじみを感じることがあります。費用面では、単焦点眼内レンズは検査から手術まで保険適用。多焦点眼内レンズは、保険適用外の追加費用が発生する選定療養となり、レンズによっては自由診療になる場合もあります。現状は単焦点眼内レンズを選ぶ方がほとんどですが、進化した高機能な多焦点眼内レンズを選ぶ方も年々増えています。レンズ選びは、患者さまの職業やご希望の見え方など、ご自身のライフスタイルに合わせて、医師と相談しながら行うことが重要です。

Q: レーザー白内障手術とはどんな手術ですか?

A.「フェムトセカンドレーザー」と高機能多焦点眼内レンズ「レンティス」を使用した、当院独自の白内障手術です。レンティスは、完全オーダーメイドの多焦点眼内レンズで、遠方から近方まで自然な見え方をするのが特長です。高機能レンズは挿入する際に傾きや歪みが生じると術後の見え方に影響を及ぼします。フェムトセカンドレーザーは、手術時に3D光干渉解析装置で眼の断層像を撮影し、個々の患者さまに合わせた照射位置を決定しますので、精度の高い切開が可能です。レーザーによる正確な切開で、レンズの効果を最大限に発揮することができます。現在、レーザー白内障手術は自由診療で行っています。お気軽にお問い合わせください。

詳しくはこちらのページをご覧ください。





井上眼科病院(お茶の水)では20名以上の医師が手術にあたります

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