【西葛西】國松副院長が米国眼科学会(AAO 2026)でPodium Poster発表を行いました
2026年10月14日
2026年10月9〜12日、米国ニューオリンズで開催された米国眼科学会(American Academy of Ophthalmology:AAO)に参加しました。参加者は約24,000人(うち眼科医約13,000人)という世界最大規模の眼科学会です。会場は東京ドームに匹敵するほど広く、移動するだけでも大変でした。
今回は、当院の「運転外来」の研究成果を、Podium Poster(口頭発表6分+質疑応答4分)として発表する機会をいただきました。
今回は、当院の「運転外来」の研究成果を、Podium Poster(口頭発表6分+質疑応答4分)として発表する機会をいただきました。

今年のAAOでは、Paper・Poster部門に応募された2,313演題のうち、採択されたのは828演題。そのうち、口頭発表の機会が与えられたのはPaper 78演題、Podium Poster 96演題の計174演題で、全応募演題の約7.5%に相当する口頭発表枠に選ばれたことになります。大変光栄に思っています。
▶演題
Effect of Driving Simulator–Based Instruction Among Glaucoma Patients at a Driving Assessment Clinic
▶発表内容
緑内障患者さん50名に対して、ドライビングシミュレータ(DS)による運転評価・指導を2回行い、その際の目の動きの変化を調べた研究です。2回目の検査では、視線の左右への広がりが大きくなり、素早く視線を移動させる「サッケード」の回数も増加していました。特に、10〜25°という比較的大きな目の動きが増えていたことが分かりました。
視野障害のある患者さんが、どのように目を動かして周囲の情報を得ているのか。安全運転につながる視線行動を考えるうえで、重要な結果だと考えています。
▶演題
Effect of Driving Simulator–Based Instruction Among Glaucoma Patients at a Driving Assessment Clinic
▶発表内容
緑内障患者さん50名に対して、ドライビングシミュレータ(DS)による運転評価・指導を2回行い、その際の目の動きの変化を調べた研究です。2回目の検査では、視線の左右への広がりが大きくなり、素早く視線を移動させる「サッケード」の回数も増加していました。特に、10〜25°という比較的大きな目の動きが増えていたことが分かりました。
視野障害のある患者さんが、どのように目を動かして周囲の情報を得ているのか。安全運転につながる視線行動を考えるうえで、重要な結果だと考えています。

セッションの座長を務められたKateki Vinod先生(ニューヨーク・Icahn School of Medicine at Mount Sinai)からは、「素晴らしい研究ですね」と温かいお言葉をいただきました。また、米国の多くの州でも日本と似た状況にあることに触れ、「大変重要な研究をしてくださり、ありがとうございます」と質疑応答を締めくくってくださり、とても嬉しく思いました。
発表会場には、2007年に研究を始めた自治医科大学でお世話になった原岳先生、東北大学で研究を続けさせていただいた中澤教授をはじめ、これまで私の研究を見守ってくださった多くの先生方が応援に駆けつけてくださいました。
そして、海外の専門家と直接意見を交わし、私たちが取り組んできた視野障害と運転の問題が、海外でも共通する課題として受け止められていることを実感できました。


これまでの研究を支えてくださった皆さまへの感謝とともに、忘れられない学会となりました。今回の経験を励みに、これからも視野障害のある患者さんの安全な運転を支える研究と診療を続けていきたいと思います。
(文責:西葛西・井上眼科病院 副院長 國松志保)
(文責:西葛西・井上眼科病院 副院長 國松志保)
■西葛西・井上眼科病院
「運転外来」の詳細はこちらのページをご覧ください。
「運転外来」の詳細はこちらのページをご覧ください。
