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見えにくい方と安心して過ごすための工夫


見えにくい方と
安心して過ごすための工夫

場面に合わせた具体的な工夫をまとめました。当事者の方、そのご家族の方、周囲に見えにくい方がいらっしゃいましたら、共に快適に過ごせるようご参考にしてください。

日常生活での工夫

■ ボトル類(シャンプー、リンス、洗剤)は区別しやすく!

各メーカーでそれぞれ刻みを付けたり形状を変えるなどの工夫がされていますが、間違えたくない洗剤などは、凹凸のあるシールを貼ると区別しやすくなります。

■ セットのものはひとまとめに!

靴下はクリップで止める、または洗濯ネットを利用することで、迷子防止になります。

■ 形状が似ているものは離れた場所に!

間違えたくない歯磨き粉と洗顔フォームなどは、近くに置かないようにしましょう。

■ 定位置を決める!

使ったら元の場所に戻す(定位置を決める)ことで見える方・見えにくい方、共に安全安心に暮らすことができます。

「花王」からお役立ち情報も提供されています

◆点字つき識別シールの無償配布
花王点字シールの詳細はこちらのページをご覧ください(外部サイトに移動します)。

花王では点字つきの識別シールを無償配布しています。歯磨き・洗顔料の違いに知るサポートをしています。

点字のついた識別シール

選択、キッチン、お風呂、トイレなどのラベルも用意されています。

アメニティやエリアごとのシール

◆Liese 聞けばわかる ヘアスタイリング
寝癖の直し方からアレンジ方法まで、手順やコツを音声で解説してくれるコンテンツがあります。
詳しくはこちらのページをご覧ください(外部サイトに移動します)。

食事・調理時の工夫

■ 「クロックポジション」で器の位置などを決めましょう

クロックポジション」とは、テーブルに食事をする人側から見た方向を時計の短針にたとえて表す方法。並んだ食器の位置や内容を、時計の文字盤に見立て、説明すると分かりやすいです。ワサビや辛子の場所も伝えるとよいでしょう。
3時の方向に お味噌汁があります

食べる側の人から見て位置を伝えます

食べる側の人から見て位置を伝えます

■ コントラストをはっきりと!

  • 黒いしゃもじで白米を見やすく
  • 食材によって白黒まな板を使い分ける
  • 食器の色をメニューによって変える
  • 調理器具は鮮やかな色で分かりやすく
  • ランチョンマットで食器の区別を付けやすく

■ 便利なグッズ、トレイ、家電を活用!

  • 一定量が出る調味料入れを活用(定位置が基本
  • 似た調味料の片方に輪ゴムをまく
  • 家族で共用する冷蔵庫内はトレイなどで用途別にまとめる
  • 電気ケトル、電気鍋、音声機能付き家電を利用
    よく使うボタンには凸シールを貼付
  • レンジ調理を活用

傾けて頭のシリコンゴムのフタを強く押すと、 小さじ半分ぐらい(約2.5ml)の調味料を出すことができるガラス製の 調味料入れ。

【一定量が出る調味料いれ】
傾けて頭のシリコンゴムのフタを強く押すと、 小さじ半分ぐらい(約2.5ml)の調味料を出すことができます。

食生活をより豊かにする情報をお届けしています!

◆「すこやか食生活ネット」
上記のサイトではスマートフォンでレシピ検索・音声で作り方を聞くことができます。
詳しくはこちらのページをご覧ください(外部サイトに移動します)。

見えにくい方への接し方

■ 誘導について

基本は、手引する方が半歩前に立ち、肘や肩などをつかんでもらい歩きます(誘導してくれる方が前にいた方が安心します)。どのように誘導してほしいか確認すると良いでしょう。当事者が慣れた方法が一番安全です。
声で誘導する方法は?
少し前を歩き先導します。「3歩程ほど先に段差があります」、「この先上り階段です」など段差や周囲の状況を知らせてください。階段やエスカレーターでは、上りか下りかも伝えましょう。

周囲の状況や風景を伝え共有しながら
歩くと楽しく外出できます

● 急に腕や洋服、白杖を持つ手を引っ張ることはやめましょう
● 後ろから押さない(誘導者が前にいてくれると安心して移動できます)


まずは、「何かお探し(お困り)ですか?」、「どのようにお手伝いしたらいいですか?」とご本人に確認してみてください。慣れた場所でも急に引っぱられると方向がわからなくなるので、危険がなければ見守りで大丈夫です。

■ 外出時のポイント

● 消毒液の場所や形状が分からなかったり、お釣りがトレーに残っていても気付かないことや、列の並び方がわからないことがあります。
● トイレでは鍵の開閉方法、利用する向き、トイレットペーパーの位置、水洗の方法、手洗いの位置を伝えましょう。
● 椅子に座る時は座面や背もたれを、車に乗車する時は頭上やドアを触って確認することで安全に安心して座れます。
困っている様子を見かけたら
「何かお手伝いしましょうか?」、「何かお探し(お困り)ですか?」と声をかけてみましょう。 信号のある交差点では「青になったので一緒に渡りましょう」と声をかけるとよいでしょう。

ホームや道路などで
危険な場面に遭遇したら・・・・・

白杖の人、止まって!」など、その方が自分に向けられた声だとわかるように声をかけ、命の危険が迫っている場合はためらわずに腕をつかんで助けてください。

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