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はやり目・プール熱


はやり目とは
はやり目とはアデノウイルスの特殊な型(8.19.37.54型など)により生じる感染力の強い結膜炎です。
アデノウイルスとは、子どもに関連の深いウイルスで、小児かぜの10%前後はアデノウイルスによるものといわれています。
正式には「流行性角結膜炎」と呼ばれます。季節により、差はありますが1年を通してみられます。大人も含み幅広い年齢層に見られますが、1~5歳の子どもに多い結膜炎です。

はやり目の症状

充血や目やに、まぶたの腫れ、涙を認め、痛みを伴います。
炎症が強い場合は、黒目に白い斑点が出て、かすんで見えることがあります。

はやり目の治療について

特効薬はないため、炎症を抑える薬細菌に同時に感染することを予防するための抗菌薬を使って治癒を待ちます。
通常1~2週間かけて徐々に改善してきます。
炎症が強い場合は点眼による治療を続けますが、消えるまでに数ヵ月かかることもあり、完全に消えないこともあります。
そのため、感染を広げないように心がけることが大切です。
プール熱とは
プール熱とはアデノウイルスの特殊な型(3.4.7型など)により生じる感染症です。
夏にみられることが多く、プールを介して感染するためプール熱と呼ばれます。
正式には「咽頭結膜熱」といいます。子どもに多い病気で、特に5歳以下が60%を占めます。

プール熱の症状

急性に発症する発熱やのどの痛みなどに加えて、結膜炎の症状(充血や目やになど)がみられるのが特徴です。
症状は、3~5日程度続き、徐々に改善していきます。
39度前後の高熱が出るので、熱性けいれんや脱水に注意が必要です。
自然に治ることがほとんどですが、目の症状が強い場合は、治療が必要になります。

感染に気をつけること

はやり目

はやり目は接触感染でうつります。
手洗いの徹底やタオルの使い回しをしないなど、眼に直接触れるものに十分な注意をしましょう。
子供の場合は症状が重くなることがあるので、特に注意しましょう。

プール熱

プール熱は接触感染・飛沫感染でうつります。
手洗い、うがいの徹底やマスクの使用、タオルの使い回しをしない、同じ湯船に浸からせないなどの点に注意しましょう。

小児眼科のある施設

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