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Vol.131 森院長が案内する「日帰り白内障手術」体験ツアー


井上眼科病院グループでは年間8,000件以上の白内障手術を行っており、その半数は日帰りの手術です。「そろそろ手術を・・・」とご検討の方もいらっしゃるかと思います。今回は、実際に手術が決まってからの流れを、大宮クリニックの森院長がご案内していきます。

※検査の流れは一例です。眼の状態などによって異なります。

大宮・井上眼科クリニック
院長 森 樹郎 先生

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手術前の検査

通常の視力検査に加えて、眼軸長検査(角膜から網膜までの長さを調べる)、眼底検査(網膜や視神経に異常がないか調べる)、角膜内皮細胞検査(角膜の透明性を保つ角膜内皮細胞の数を調べる)などを実施します。また、安全に手術が行えるかどうか全身状態を調べるため、心電図や血液検査なども行います。これらの検査結果をもって、眼内レンズの種類や度数を決めていきます。

IOLマスター

眼内レンズ(IOL)の度数を正確に計算するための検査機器。
直接、目に触れることなく角膜のカーブ具合、角膜から網膜までの長さなどを調べることができます。

IOLマスター

2

手術日まで

手術3日前から、感染予防のために処方された2種類の点眼薬を1日3回さしてください。
点眼薬は手術日の朝までさすようにしましょう。術後の眼内炎のリスクを抑えることができます。
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手術当日

服の上から手術着を着用するため、襟元に余裕のある服装でいらしてください。手術後は眼帯をしたまま着替えるので、「前開きの服」が便利です。準備をしたらいざ出発です!

Point!

手術後はしばらく洗髪・洗顔ができません。当日は化粧や日焼け止めを控えましょう。

▲このような手術着を着用します

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いよいよ手術室へ

手術にあたって、瞳孔を開く目薬を点眼したり、血圧測定など行い全身の状態を確認します。洗顔後、消毒薬で眼を消毒し、顔を清潔なドレープで覆ったら手術スタートです。手術は眼の状態によりますが通常10分程度(片眼)で終了します。点眼麻酔により、手術中の痛みはほとんどありません。眼に水をかけながら手術をしていくので少し冷たく感じます。手術中は顔を動かさないで正面の光を見ているようにしてください。痛みや咳があるときは、医師に声をかけてください。


白内障手術の流れ

① 角膜を切開する

② 水晶体の袋の膜を切開する

③ 濁った水晶体を取り除く

④ 眼内レンズを入れる

Point!

手術後はしばらく洗髪・洗顔ができません。当日は化粧や日焼け止めを控えましょう。


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手術翌日からは

手術翌日は視力検査や眼の状態を確認するために診察を行います。問題がなければこの日から眼帯は不要です。感染防止のため点眼薬を処方します。手術時の切開創は数ミリですが、これがしっかり閉じるまでには1~2週間くらいかかります。最低でも1週間は保護メガネをつけて眼をこすらない、ぶつけないよう注意してください。術後1週間、1カ月、3カ月の頻度で定期検査を行います。手術の翌日から「首から下の入浴」が可能です。術後6日目から洗顔・洗髪が出来るようになります。それまでは水や汗が眼に入らないように注意しましょう。

大宮クリニックでは白内障手術と同時に行える「緑内障手術(iStent)」も開始!

白内障手術の際にできる創口から、極小のステント(0.36mm)を線維柱帯に埋め込む手術です。眼の中を満たす房水の排出を促進させ、眼圧を下げる効果が期待できます。白内障手術と同時に行えるため、手術時間も短く、患者さまの体の負担が少ないというメリットがあります。

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