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Vol.120 多方向から眼を診る 井上眼科 12の専門外来


2022年4月号 Vol.120井上眼科だより

緑内障外来-各施設に外来を設置

緑内障は、眼圧(眼内の圧力)が上がることで、視神経が圧迫されて視野が徐々に欠けていく病気です。最終的には失明にいたることもあります。当外来では、薬物治療やレーザー治療の他、年間約300 件の手術を行っています。各施設に外来を設置しており、お茶の水と西葛西では入院施設も整っているため、安心して治療に当たっていただけます。

外来のある施設:お茶の水/西葛西/大宮/札幌

緑内障は、検査による早期発見が重要です。各施設に、視野検査をはじめ、診断に必要な各種検査機器を完備しております。

網膜硝子体外来-豊富な診療実績・入院設備も充実

当外来では、網膜剥離、加齢黄斑変性、黄斑上膜、糖尿病網膜症などを扱っています。的確な診断のもと、手術適応のものには従前の手術より低侵襲で負担の少ない小切開硝子体手術を基本とし、患者さまの早期社会復帰が可能になるようにつとめています。病気に対する迅速な対応と外来の拡充のため、手術と入院を西葛西・井上眼科病院に集中させています。

外来のある施設:お茶の水/西葛西/大宮

西葛西では、受診の間口を広げるため、一般眼科外来で網膜硝子体の患者さまを診ております。

小児眼科外来-お子さまの眼の健康のために

近視や遠視などの屈折異常、それによる弱視、内斜視、外斜視などの眼位異常を主に見ています。小児は視機能の発達の重要な時期です。しかし、成人の様に信頼できるデータがなかなか得られません。そこで視能訓練士という国家資格を有する専門スタッフが充分時間をかけて、丁寧に対応します。

外来のある施設:お茶の水/西葛西/大宮

専用の待合室や診察室を設けています。お子さまが安心して診療を受けていただける雰囲気作りをしています。

涙器外来-涙に関する病気やお悩みに

眼の表面は、常に涙で覆われています。まぶたの上辺りにある涙腺で作られた涙は、眼球の表面を潤し、涙小管、涙嚢、鼻涙管を経て鼻腔へと流れます。この涙の通り道のどこかが詰まってしまうのが涙道閉塞です。一般的な治療法は、局所麻酔をしてから「涙道内視鏡」を使って閉塞部を開放させ、シリコンのチューブを挿入して再建する方法があります。これは日帰りで治療を行っています。

外来のある施設:お茶の水/西葛西/札幌

内視鏡による処置を多く行っております。

神経眼科外来-原因不明の視力低下も

当外来では、視覚を眼球だけでなく脳の仕事として捉え、脳内病変による視機能異常や視神経、眼球運動障害、眼位異常に関する疾患を診ています。原因不明の視力低下や目の不調など、一般眼科ではなかなか理由がわからない問題に対しての診療を行います。眼瞼けいれん、顔面けいれんのボトックス治療にも力を入れています。

外来のある施設:お茶の水/西葛西/大宮

当院では、古くから神経眼科の領域に力を入れてきました。第7代目院長井上達二は、神経眼科の領域で大きな功績を残しました。

運転外来-眼科初の運転外来

現在運転をされ、緑内障などの診断を受けて両眼に視野欠損がある患者さまにドライビングシミュレータを体験していただき、現状の見える視野と運転能力について、ご本人とご家族の方にご理解を促します。シミュレータの結果をもとに視野欠損が運転能力に及ぼす影響を検討し、安全運転のために必要な注意点について助言します。

外来のある施設:西葛西

運転中に左右方向からの飛び出しなどのできごとが起きた際、ご自身がどの様な反応をするのか、事故を回避できるかをご確認いただきます。


その他の専門外来

外来のある施設:お茶の水/西葛西

角膜外来 / ドライアイ外来

角膜の病気、ドライアイにも
角膜は、黒目の表面にある組織で、正常では透明で綺麗なドーム状の 形をしています。角膜が濁ったり変形することで見え方に異常が起こり ます。他にも感染症(細菌、真菌、アメーバ、ヘルペスなど)や、外 傷や異物による傷、遺伝性疾患、円錐角膜、水疱性角膜症など様々 な病気があります。原因に合わせて点眼薬や内服薬を用いて治療を行 います。当外来では、ドライアイの治療も行っています。

眼炎症・ぶどう膜炎外来

合併症へつながる炎症に
ぶどう膜とは「虹彩」「毛様体」「脈絡膜」の 3 つの組織からなり、眼にとっ て重要な役割を担っています。ぶどう膜炎は、ぶどう膜に起こる炎症で、 隣り合わせている眼組織にも炎症が少しずつ広がり、視力の低下を引 き起こします。原因を大きく分けると免疫異常によるものと、病原菌 の感染が原因となるものに分類されます。非感染症の場合はステロイ ド薬を使用した治療を行います。

眼瞼・外眼部外来

まぶたの病気を診断・治療
眼瞼とは、まぶたのことです。まぶたを上げる筋肉(眼瞼挙筋) または動筋神経の異常でまぶたが下がる「眼瞼下垂」、まぶたが 内向きとなることでまつげ(睫毛)が眼球に触り角膜を傷つける「眼 瞼内反」などの病気があります。眼瞼下垂や眼瞼内反は、手術に よる治療を行っています。

ロービジョン外来

日常の中の「見えづらさ」をケア
世界保健機関(WHO)は「両目に矯正眼鏡を装用して視力を測り、 視力0.05 以上0.3 未満をロービジョン」と定義しています。しかし、 視力だけではロービジョンは判定できません。視野や羞明(眩しさ) も重要なファクターです。日本にはロービジョンの明確な定義がな く、不便さを感じればケアの対象と考えています。視機能の評価、 身体障害者手帳の申請や等級変更手続き、補助具の選定や、ソー シャルワーカー・患者会との連携も行っています。

黄斑外来

加齢黄斑変性の治療など
眼底の網膜の中央にあるのが黄斑です。黄斑には物を見るための視細 胞が集中しており、異常が起こると視力に大きく影響します。加齢黄 斑変性を中心に、黄斑部の病気の診療を行います。検査、診断、硝 子体注射による治療や光線力学療法(PDT)を行っています。

外来のある施設:お茶の水

屈折矯正外来

保険外適応の治療を実施
当外来では、レーシック手術や、ICL 手術、レーザー白内障手術など、 保険外適応の屈折矯正治療を行っています。特に白内障においては、 眼内レンズの進歩と共に、自由診療のさらなる可能性が期待できます。

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